5S改善事例:シューターの番号付けと金型使用箇所の番号付け

【ビフォー】 置き場には番号付けをしていたがシューターに表示が無かった

【アフター】シューターにペイントマーカーで表示を行い金型にも表示を行った

【結果/効果】

(なにが)
探すムダが
(どうなった)
1日平均で10秒短縮×月間15日発生
1カ月あたり:150秒削減 150円削減

【専門家コメント】

改善前は金型置き場には番号があっても、
シューターや金型本体に番号表示がなかったため、
対応関係が分かりづらい状態だったとのこと。

その問題に気づき、シューターと金型それぞれに
番号を表示して対応づけてくれた改善、
本当に素晴らしい取り組みです。ありがとうございます。

これによって迷いなく作業ができ、
効率化やミス防止にも大きく貢献しているはずです。

次にぜひ考えてみてほしいのは、
番号が消えたり読みづらくなった場合の対策です。

例えば表示が消えないように保護テープを貼る、
定期的に点検・書き直しをルール化するなど、
「清潔」や「しつけ」の視点も加えてみてください。

今回の改善を起点に、
さらなる高レベルな改善を期待しています。
あなたからの次なる報告書を楽しみにしています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:A(16点)

理由:
番号表示により、誰が作業しても迷わず正しい金型を扱えるようになり、効率化とミス防止の効果は大きいです。ただし安全や品質に直結する重大な効果まではいかないため、SではなくA評価としました。


(2)改善の独自性:B(12点)

理由:
番号表示による対応づけは整頓の基本的な方法で、比較的よく用いられる改善です。ただ、現場の具体的な不便を見逃さず「両者に番号を振る」という工夫は有効でした。


(3)改善の難易度:C(8点)

理由:
番号を付与する作業は数分~十数分程度でできる比較的簡易な改善です。そのためC評価としました。


(4)清潔レベル:C(8点)

理由:
番号表示で現状の見やすさは確保できていますが、時間の経過でラベルが剥がれたり薄れたりするリスクがあります。保護や点検ルールが導入されればAやS評価に上がります。


(5)習慣レベル:C(8点)

理由:
番号表示自体は良い仕組みですが、定期点検やラベルの更新ルールが明確になっていないと維持が難しくなります。今後「誰がいつ確認するか」を決めればB以上に向上できます。


総合評価

  • 合計点数:52点
  • 5Sレベル:B

改善の区分

  • ①改善の種類: 整頓
  • ②改善場所: 工場
  • ③改善対象: 設備

💡 発展ポイント

  • ラベルを耐久性のある素材に変更、保護テープを活用
  • 定期点検ルールを設けて「番号が消えていないか」を確認
  • 他の設備や部品管理にも同様の「番号対応表示」を横展開

今回の改善は「作業者の迷いをなくす」視点でとても有効でした。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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