5S改善事例:面取り時間の短縮

【結果/効果】

(なにが)
三角ヤスリを改造する事により糸面取りが出来る様に
なったのでヤスリで何回もこするムダが
(どうなった)
1日平均で60秒短縮X20日
1カ月あたり:1,200秒削減
1,200円の削減

【専門家コメント】

面取りする時に使用するやすりを
糸面取りに適した形に改造することで
作業の効率性を向上させた事例ですね。

精度の必要なごくわずかな糸面取りを施すには
正確な作業が求められますが、その正確な作業を
実現するために必要なやすりを改造する
素晴らしい改善だと感心いたしました。

改善活動をありがとうございました。

さて、今後の改善提案ですが、4Mの視点で
工夫をしてみてください。

4Mとは、人、設備、材料、手法の
頭文字をとったもので、生産活動に欠かせない要素です。

具体的には、以下のことを検討してみてはいかがでしょうか。

①人という視点から、この新しいやすりをどのように使えばよいのか
 教育をすること
②設備という視点から、この新しいやすりの更なる改良と
 2本目、3本目の製作をすること
③材料という視点では、削るワークにあったやすりが
 他にないか探索すること
④手法という視点では、この改造したやすりの
 最適な使い方を模索すること

ぜひ、もう一工夫がんばってくださいね。

では、次なる改善報告を楽しみにしています。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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