5S改善事例:蓋つきの容器変更

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
ピッキング済みの部品を蓋つきの容器に変更した。
(どうなった)
混入がなくなった。
1日平均で10秒短縮×月間20日の発生日数
1カ月あたり:200秒削減

【専門家コメント】

改善活動お疲れ様です。

今回は、ピッキングした部品を保管するケースを蓋つき容器に変更された事例ですね。
蓋を設けたことで、部品の落下や異物の混入を防止でき、
品質面での安心感が高まりました。非常に実用的で効果的な改善です。

また、ピッキング後の部品に対し、目立つ緑色のラベルで品名や数量を明確に表示されている点も、員数管理の精度向上に寄与しており、素晴らしい取り組みです。表示の統一と色分けによって、視認性と確認スピードが上がり、誤出荷や取り違いの防止にもつながります。

今後の更なる改善としては、ラベルにロット番号や使用期限などの追加情報を入れることで、トレーサビリティの強化や在庫管理精度の向上が期待されます。また、こうした改善の効果を見える化して共有することで、他の工程でも応用されやすくなり、5S活動の活性化にもつながります。引き続き、現場に根ざした改善の継続を期待しています。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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