5S改善事例:NC用チャック クランプ用工具置き場の作製

【結果/効果】

(なにが)
工具を取り出して使用するまでの時間
(どうなった)
1日平均で30秒短縮×20日
(1カ月20日稼働で試算してください)
1カ月あたり:600秒削減
600円/月削減

【専門家コメント】

改善活動、ありがとうございます。
これは、工具の整頓(保管場所を明示した)に関する改善事例ですね。

よく使用する工具を棚から取り出し、
使いやすい位置に吊り下げて保管する方式に変更したことで、工具の取り出しがスムーズになりました。
さらに、吊り下げたことで工具の有無が一目で分かり、使用中かどうかも把握しやすくなっています。

■次なる改善へ
工具を吊り下げて管理する際は、「見える化」と「取り出しやすさ」を意識しましょう。
まず、工具の形や使用頻度に合わせてフックやホルダーを選定し、落下防止の工夫を加えることが重要です。

ラベルやシルエット図を使って定位置を明示すると、誰でも正しく戻せるようになります。
また、高すぎたり低すぎたりしない「適切な高さ」に設置することで、作業者の負担を減らし、安全性も向上します。定期的な点検で、管理状態を維持することも忘れずに行いましょう。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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