5S改善事例:D56 使用梱包資材;ロール紙の作成

【結果/効果】

(なにが)
不足していたロール紙を作成。
(どうなった)
生産途中にロール紙を取りに行く手間が
無くなった。
1日平均で約10分短縮できた。

【専門家コメント】

不足していたロール紙を
新たに作成し、ロール紙不足によって
生産途中にロール紙を取りにいくムダを
省いた改善ですね。

ロール紙のような副資材は、
どうしても管理が不十分となり
その場その場での対応となって
しまうのですが、事前に準備しておくことで
ムダを改善した事例ですね。

素晴らしい改善活動ご苦労さまでした。

今後についての提案ですが、
写真を見る限りではありますが、
このロール紙の3定(定位・定品・定量)が
どのようになっているのか気になりました。

もし、3定がうまくできていないようであれば、

・ロール紙供給の責任者を決める。
・ロール紙を置く場所を定める。
 この時、使用する場所の近くに設置できるよう工夫する。
・場所に品物の明示をする。
・どのくらいの量を保管しておくことが適切か明示する。

ことを実施してみてくださいね。

その後は、ぜひ横展開してみてください。
副資材の取り扱いで悩んでいる方たちは大勢いるはずです。

では、次なる改善を楽しみにしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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