5S改善事例:2F奥、棚板関係の在庫管理

【結果/効果】

(なにが)
各製品の在庫票を作成し、在庫数量がわかるように
したので数えるムダがなくなった
(どうなった)
1日平均で30秒短縮×月間5日発生
1カ月あたり:150秒削減
金額効果:150円

【専門家コメント】

これまでは実際の物の目視で数えて
在庫数量を把握していた状態から、
各製品の在庫表を作成して、在庫数量を
把握するようにした事例ですね。

在庫数を都度数える管理から、在庫表に記入する管理に
変更することで、毎回数えるムダを省き、
管理の正確性も向上させた素晴らしい改善だと感じました。

とても効果的な改善をありがとうございました。

さて、今個の改善提案ですが
在庫表を活用していくうえでの一番のリスクは
在庫表への記入漏れです。

入庫した時や出庫した時に、在庫表の記入漏れがあると
在庫不足や在庫過多という大きな問題を発生させてしまいます。

写真で見る限り、在庫表が棚に置いてあるだけで
記入漏れのリスクが高いように感じました。

在庫表を棚ごとに分けたり、赤色にして目立つようにしたり
棚の置き場から出る際にゲートを用意して在庫表に記入するよう
促す工夫をしたりしてみてくださいね。

在庫管理は会社にとって、とても大切な管理です。

そこがおかしくならないよう、がんばってくださいね。

では、次なる改善報告を楽しみにしています。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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