5S改善事例:電動ドライバーの表示

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
目盛の設定を確認するムダが
(どうなった)
1日平均で10秒短縮×月間の発生日数 5日
1カ月あたり:50秒削減
金額効果:50円削減

【専門家コメント】

電動ドライバーの目盛が見づらくて
設定確認に時間がかかるという問題に対して、

黄色いラベルで設定値を表示したという
とても分かりやすい改善ですね。

作業中の確認時間を減らし、
誰が見ても一目でわかる仕組みは
整頓の視点からも非常に有効です。

こういった“ちょっとした工夫”が
作業ミスの防止や作業時間短縮に
しっかりとつながっていきます。
ありがとうございました。

次に考えてみたいのは、ラベルの劣化や
はがれをどう防ぐか?という視点です。

たとえば、定期的なラベルチェックを
標準作業に組み込むことで
清掃=清潔のルールとして維持できます。

また、ほかの工具でも同様に設定値や
使い方が曖昧になっているものがないか、
周囲に目を向けてみるのも次の改善の種です。

あなたの次なる素晴らしい改善報告を
楽しみに待っています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:B(12点)

理由:
設定確認の時間短縮やミス防止に効果があり、日常的に使用頻度の高い工具への改善なので効果は継続的。ただし対象が1台のみであれば、全体影響は限定的です。


(2)改善の独自性:C(8点)

理由:
ラベル表示による視認性向上は5Sで頻繁に用いられる方法であり、発想の難易度は高くありません。ただし「黄色」という色の選定で目立たせた点はプラス評価です。


(3)改善の難易度:C(8点)

理由:
ラベル作成と貼り付けのみで完結し、実施時間も短く、特別な技術は不要。


(4)清潔レベル:C(8点)

理由:
現時点では劣化や剥がれ防止の仕組みが未設定。保護フィルムや定期点検を加えればB以上に引き上げ可能です。


(5)習慣レベル:C(8点)

理由:
今回の対応は単発で、ほかの工具や他部署への展開ルールが未整備。横展開や点検ルーチン化ができれば習慣レベル向上が見込めます。


総合評価

  • 合計点数:44点
  • 5Sレベル:C

改善の区分

  • ①改善の種類: 整頓
  • ②改善場所: 工場
  • ③改善対象: 工具/備品

💡 発展ポイント

  1. 耐久性向上:透明フィルムやラミネートで保護
  2. 点検ルール化:月1回のラベル状態チェック
  3. 横展開:同種の工具や他工程の機器にも同様の表示
  4. 色の意味付け:色別に設定値種類や重要度を区別する仕組み化

この改善は、他の調整付き工具にも一気に展開すれば、
「設定を迷わない職場」が実現できます。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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