【結果/効果】
(なにが)
ウエスで加工油を吸い取ったままになっていた。
(どうなった)
油汚れを清掃し、ウエスを撤去した。
【専門家コメント】
改善活動ありがとうございます。
金型の保管状態を改善した事例ですね。
改善前の状況では、金型を清掃し、
油取りのためのウエスが置かれたまま、金型が床面に仮置きされた状態ですね。
床面付近に金型を置くと、チリやホコリが付着しやすく、
油に吸着したホコリが金型を傷める要因になります。
金型の劣化や金型に付着した異物は、製品の不具合の原因にもなります。
金型を大事に扱うことは、設備トラブルや品質トラブルを防ぐことにも繋がります。
■次の改善のステップ
次のステップとしては、金型の保管ルールを標準化することが必要です。
下記のような観点をご検討ください。
≪検討のポイント≫
・湿度が70%以下になる場所を選ぶ。湿度が70%を超えると金型が急速に錆びる。
・換気の良い場所を選ぶ。
・金型を利用する頻度などに応じて保管場所を決める。
≪長期保管のポイント≫
・油性の防錆剤(スプレー)を塗布する。
・金型の合わせ面外周にグリスを塗布し、空気に触れさせない。
・ラップ等を金型に巻きつける。
金型を良好な状態に保つための保管ルールを標準化してください。