5S改善事例:部品置場の整理と、品番・品名・数量の見える化

【結果/効果】

(なにが)
探すムダが
(どうなった)
1日平均300秒短縮×20日
1カ月あたり:6000秒削減
(1日300秒削減×発生日数20日)

【専門家コメント】

これまでは部品の品番や品名、数量の明示がなく
作業者が部品を探すために
時間を費やしていたムダを
しっかりと表に明示をすることで
部品を探す手間を省くようにした改善ですね。

この改善によって、一日に5分も発生していた
部品を探すムダを削減されたのは
本当に素晴らしい改善だと感じました。

お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

さて、今後についての提案ですが、
写真を見る限り、ボックスコンテナの表面に
部品名が書いた紙をそのまま貼り付けているように
見受けられます。

この手法だと、風やひっかけで紙が破れたり、
油分や汚れによって表示が見えなくなったり
してしまう可能性があります。

また、直に貼っているため、コンテナの中身が
変更されたときの貼り換えの手間もかかってしまいます。

そこで、コンテナにはクリアホルダーを貼り付けておき
その中に部品名を書いた紙を入れることで
紙の破損等の不具合や部品の入れ替えの手間を
省くことができるようになります。

ぜひ、一度試してみていただけましたら幸いです。

では、次なる改善を楽しみにお待ちしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

目次