5S改善事例:移動距離のムダ排除

【結果/効果】

(なにが)
移動距離のムダが
(どうなった)
1日平均で48秒短縮×月間の発生日数4日
月 192秒
年 2,304円削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。
折り畳み用の収納箱(折りコン)の置き場を変更し、
移動にかかる歩行距離を削減した改善ですね。

通常、歩数10歩は、10秒で試算します。
今回は1日、48秒(48秒)の削減で、月に4回発生、192秒の削減ですね。

■移動距離に着目した改善
移動距離に着目した改善を進めるには、下記の観点に着目し、改善を進めてください。

  1. レイアウトの最適化
     部品・工具・設備の配置を見直し、作業者が必要なものを最短距離で取れるようにする。特に頻繁に使用するものは作業エリア内に配置し、不要な移動を削減。
  2. 動線の分析と短縮
     作業者の移動経路を記録・分析し、ムダな動きを可視化。作業標準を見直し、定位置管理を徹底することで、歩行距離を短縮する。
  3. 自動化・運搬手段の活用
     台車、コンベア、AGV(無人搬送車)などを導入し、材料や製品の移動を機械化。作業者が移動しなくても作業できる環境を整える。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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