5S改善事例:現品票等の記入用意にかかる時間・距離の短縮

【結果/効果】

(なにが)
記入に必要な物がバラバラに置いて
あって時間がかかった
(どうなった)
往復する事がなくなって6秒の削減が出来た
〈休憩場付近より 23歩25秒 ⇒ 6歩2秒〉

【専門家コメント】

実績表、印鑑、材料現品票、現品票などの
必要な物品が作業場に分散して配置され
休憩場付近からの往復が必要な状態だったのを
作業場の一箇所に集約して配置することで
移動距離を大幅に削減し、視認性も高めた改善ですね。

この改善によって、無駄な移動が減り、
作業の流れがスムーズになったはずです。
作業効率の向上に貢献する素晴らしい取り組み、
ありがとうございました!

次に考えてみるべきなのは、
その配置が本当に「最適」なのかという点です。

例えば、物品を取りに行く頻度や使用順序を考慮して、
さらに取りやすい並びにできないか?
もしくは、どこに何があるかをより明確にするために
ラベルや色分けを活用できないか?

また、時間が経つと
別の物品が増えたり、配置が乱れたりすることも考えられます。
この状態を維持するためのルール作りも
ぜひ検討してみてください!

今回の改善を活かして、さらなる効率化に挑戦し、
次の改善報告も楽しみにしています。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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