5S改善事例:材料置き場の整理・整頓

【結果/効果】

(なにが)
両刃、片刃、32ミリ、メーカーが同じところに
まとめて入っていた。
(どうなった)
使わない材料は処分して仕切りを付けて
分けて入れるようにした。

【専門家コメント】

乱雑に置かれていた材料置き場を
一定のルールを決めて表示した
レベルの高い改善です

これによって将来、材料を取る度に
対象がどれか探しているムダな時間が
削減された効果を得れるようになります

たいへんおつかれさまでした

そして今回の改善レベルをさらに高めるには
もう一歩考え方の進化が必要となります

整頓は探すムダな時間をなくすための活動です

つまり作業を進める時の最適な
材料の置き場はどこか?ということです

もちろん作業する場所に近ければ近いほど良く
取る動作が短ければ短いほど良いはずです

動作経済の原則によれば
指<手首<肘<腕<腰<歩行の順に
時間が長くかかるといいます

つまりこの位置はテーブルの下と
床置きした引き出しの中なので
腰を落とす位置です

腕を動かすだけで
肘を動かすだけで
取れる位置を考えてみる

ぜひ参考にして次なる改善へのヒントに
活用いただければ幸いです

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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