5S改善事例:引出しの中の整理整頓(形跡整頓)

【ビフォー】普通に形跡整頓をしていた

【アフター】写真を貼って何を使用しているのか分かるようにした

【結果/効果】

(なにが)
戻す場所が一目でわかるように写真を貼ったので収納する時間が
(どうなった)
1日平均で20秒短縮×月間20日発生=400秒
1カ月あたり:400秒削減 400円削減

【専門家コメント】

改善前は引き出しの中で形跡整頓は行っていたものの、
工具や事務用品を戻す際にどこに置けばよいかが
分かりにくい状態でした。
そこで収納時間を短縮するために、引き出しの中に
各工具や用品の配置場所が一目で分かるよう写真を
貼り付けることによって、誰でも迷わずに
正しい位置に戻せるようにした改善ですね。

まずはこの“迷わない仕掛け”を
しっかり考えて実行してくれたこと、
本当にありがとうございます。

このように整頓のルールを
誰でも理解しやすく見える化することは、
5S活動の基本でありながらも
非常に効果の高い取り組みです。

そして次に考えてほしいのは、
この状態が“乱れずに保てるかどうか?”
という点です。

たとえば、写真の形に戻しにくい場合や
使ったまま戻されるケースが出た時に、
「何がズレているか」がすぐにわかる工夫、
あるいは“定期的なチェックルール”の設定などが
未然防止につながるかもしれません。

ぜひこの改善を土台にしながら、
次の一手を考えてみてください。

あなたの次なる改善報告を楽しみにしています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:A(16点)

理由:
収納の迷いがなくなり、戻す時間を短縮。さらに「誰でも同じ状態にできる」点で作業効率・標準化に大きく貢献しているため高評価。


(2)改善の独自性:B(12点)

理由:
形跡整頓に写真を使うのは比較的よくある方法。ただし「戻す時間の短縮」に焦点を当てて実践した点は実用性が高く評価できる。


(3)改善の難易度:B(12点)

理由:
写真撮影と貼り付け作業で30分~1時間程度の工数が想定される。特別に難しいわけではないが、丁寧さが求められる改善。


(4)清潔レベル:B(12点)

理由:
写真で正しい位置が一目でわかるため、乱れがすぐに発見できる状態。ただし、写真自体の劣化や実物の摩耗でズレが生じる可能性があるのでB評価。


(5)習慣レベル:C(8点)

理由:
仕組みはできているが、実際に「必ず写真通りに戻す」という習慣化が定着するかはまだ課題。定期的なチェックやルール化が加わればA~Bに格上げ可能。


総合評価

  • 合計点数:60点
  • 5Sレベル:B

改善の区分

  • ①改善の種類: 整頓
  • ②改善場所: オフィス
  • ③改善対象: 工具/備品・文房具

💡 発展ポイント

  • 写真に「番号」を振って一覧と連動させると、乱れがより明確化できる
  • 写真が汚れたら定期的に貼り替えるルールを設ける
  • 引き出しを閉じる前に「形跡チェック」を習慣化すれば、清潔・しつけレベルが向上

今回の改善は「見える化の徹底」でとてもわかりやすい好事例でした。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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