5S改善事例:引き出しの中の整理整頓(形跡整頓)2

【結果/効果】

(なにが)
写真を貼って何を使用しているのか分かるようにしたので、
収納する時間の短縮
(どうなった)1日平均で20秒短縮
〈1日20秒削減 × 発生日数20日〉
 ¥400/1ヵ月〈無駄の削減〉

【専門家コメント】

引き出しの中の文具類や小物を整頓するための
姿置きの仕組みは出来上がったものの
置き場の明示がなく、結局乱雑に置かれてしまっていた状況を
置くべき場所に写真を貼って、何を置くスペースなのかを
明確にした事例ですね。

ハサミなど形に特徴のある物なら間違えようがないのですが、
ペンの置き場やのりの置き場などの単なる四角い形だと、
そこにはまるものはなんでも置くことができてしまいますが
そのなんでも当てはまってしまう問題点を解決した
素晴らしいアイデアをありがとうございます。

これで、置き場に迷うこともなくなり乱雑に物が
置かれることもなくなりますね。

さて、さらなる改善に向けてですが、
右上等写真の貼っていない箇所があります。

たぶん、そこに入れるべきものが無いため、
写真を貼っていないだけだと思いますが、
こういった場合、置くべきものはないと
明示しておいた方がよいでしょう。

というのも、場所が空いて入れば、
何かをそこに物を置きたくなるのが人間です。

そこに物を置いてはいけないという明示も
ぜひお願いできればと思います。

では、引き続き、改善活動をがんばってください。

次の報告も楽しみにしています。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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