5S改善事例:刻印入れの改善

【結果/効果】

(なにが)
取り出し難い刻印が。
(どうなった)
間隔を広げたので、
軍手をしていても取り出し易くなった

【専門家コメント】

一本一本の刻印を置く場所を広げて取り出しやすくした改善ですね。

これで刻印を取り出したりしまったりする手間が削減されムダな時間が少なくなりましたね。
空間を活用して作業性をアップさせた素晴らしい改善をありがとうございました。

ただ、写真を見る限りの範囲で恐縮ですが、どこにどの刻印を入れるかの明示がないように思いました。

整頓の定義は、だれでもすぐに取り出せて、だれでもすぐに使えて、だれでもすぐに戻せることです。
このだれでもすぐに戻せるお手伝いをする手法が、場所の明示となります。

あともう一歩改善をお願いいたします。

また、この改善事例は、空間の余白を作り出し、その余白で作業効率をアップさせるものでした。
一般的な場所の有効活用は、なるべく狭い場所に多くの物を詰め込む方向性なのですが、
その逆の発想で改善されたことはとても素晴らしいと感じました。

ぜひ、この逆転の発想を活かして、次なる改善に進んでいただければと思います。
がんばってください!!

次回の素晴らしい改善報告を楽しみにお待ちしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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