5S改善事例:不良製品(見本)の廃棄

【結果/効果】

(なにが)
不良見本が長年置かれていた。
(どうなった)
廃棄した。

【専門家コメント】

長期間置かれていた不良見本を
処分した改善です

いつか見本として活躍するだろうと
これまでずっと放置されていたんですよね

とりあえずはある程度スペースも確保できたので
まずは改善成功というところでしょうか

一方で今後考えていただきたい視点としては
その不良見本は最初は必要だったはずで
いつからか必要のない不良見本となったことです

それはいつなのか?
なぜ不必要になったのか?

それを突き詰めていくと
不用品を発生させない対策が
みつかるはずなんです

不良見本として有用な期間の設定
あるいは、その条件が整った時に捨てる
などの適切なルールを設定することで
回避できるのではないでしょうか?

こういった取り組みが独自の仕組みづくりとなり
会社組織を強くすることにつながります

会社によってその最適なルールは違うため
ぜひ関係者で話し合って決めて
それを守ることを試してみてください

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

目次