5S改善事例:不要な入れ物の整頓

【結果/効果】

(なにが)
棚の上
(どうなった)
整理整頓を行った

【専門家のコメント】

職場から不用品を処分するのが整理
モノを効率的な場所に置くのが整頓

なのでこの改善は整頓の色合いが濃い

最初はちょっと置いただけだったと思います

そして後で本来の置き場所に戻そうと
考えていた作業者の気持ちはわかります

でも結果、長い間そのままだったことは
ホコリの状態から想像できますよね、苦笑


3s活動のステップはシンプルに3つ

①最適なルールを決める
②そのルールを徹底して守る
③ルールを守れる防止策を決める

①最初は問題点を見つけ出して
職場改善を進めていきます

整頓の場合は置き場所を決めて=定位
その置き場所に名前をつける=定品

これはある意味そこに置く、という
ツールを決めていることになります

②そのルールを徹底して守る

そしてそのルールをみんなで
徹底して守る側にいくと思います

でもそのルールを知らないと守れないし
知ってても守れないヒトも出てきます

だから自然と守れるよう
③防止策を考えて周知する

だから今回は本来の場所に戻して
改善した、とは言えませんよね

だって②が守られてないのですから

これらの放置された原因から考えるに
③の防止策を考えないときっと
また同じことがどこかしらで発生します

で、また片づけた報告がどんどん出てくる

そういう方々が口にするのはいつも
うちの3sはカタチだけだ』と

カタチだけになっているのは
ご本人の選択だということに
気づいていない職場は多いです

我々はこのテーマでも議論し
進化いただけるよう研修を組みます

皆さまも参考のうえぜひ
そういう議論の場も設けてくださいませ

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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