5S改善事例:ロングドリルの交換時間短縮(名板の作製)

【結果/効果】

(なにが)
ドリルを取りに行って交換する時間のムダが
(どうなった)
1日平均で80秒短縮×20日
1カ月あたり:1600秒削減

【専門家コメント】

機械加工用のロングドリルを使用するたびに
都度探して取りに行く必要があった状態だったのを、
青い名板を新たに制作して設置し、
サイズごとに配置することで、
必要なドリルをすぐに取り出せるようにした改善ですね。

この改善により、探す時間が減り、
作業の効率化が大きく向上したと思います。
さらに、サイズごとに整理されていることで、
取り間違いも防ぎ、ミスの削減にもつながります。
素晴らしい取り組みをしてくれてありがとうございます。

次に考えたいのは、この配置をどう「維持」し、
さらに「使いやすく」できるか?という視点です。
例えば、使用頻度が高いドリルを手前に配置したり、
交換時期が近いドリルにラベルを貼るなど、
より便利な仕組みを検討するのも良いでしょう。

また、名板が汚れたり破損した場合の点検ルールを設け、
常に見やすく整った状態を保てるようにすることで、
長期間にわたって使いやすい管理が続きます。

今回の素晴らしい改善を維持しながら、
さらなる効率化のアイデアにも挑戦してみてください。
次回の報告を楽しみにしています!

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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