5S改善事例:ラジアルボール盤のドリル立ての清掃とドリル径の明示

【結果/効果】

(なにが)
ドリル立ての汚れが目立ち、ドリルの径が
わかりずらい。
(どうなった)
ドリル立てを清掃し、ドリル径を明示した
ので、作業が早くなった。

【専門家コメント】

ラジアルボール盤のドリル立てが汚れていて
ドリルの径が見えづらくなっていたのを
清掃してくれたうえに、径を表示し直した改善ですね。

まずはこの問題点を見つけていただき
しっかり改善を施したことに感謝します。

これでドリルを使う時に間違えない
あるいは迷わず取れる環境を整ったことになります。

全員がメリットを得られる改善は
皆さまに喜ばれると思います。
ありがとうございました。

そして次に考えたいのが
このドリルの径の置き方ですね。

ビフォーアフターのどちらの写真も
ザグリとリーマには統一性がありますが
5.5と5.1の間に7.0があったり
7.5と6.8の間に9.0があったりと
置き方に一貫性を見い出せません。

おそらく慣れているうえに、確認を前提としているので
間違いは起きにくいとは想像しますが
置き方の最適化を今一度検討してみてもよいのかもしれません。

よく使う工具を手前に、あまり使わない工具は遠くに

この効率化のルールを前提におけば
いまの置き方が最適なのか?については
生産状況によって変化するでしょうし。

ぜひ一度検討していただき
あなたからの次なる素晴らしい改善報告をお待ちしています。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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