5S改善事例:マクラ高さの表示の見直し

【ビフォー】 薄くなったり片側にのみ書いてあるものがあった

【アフター】落ちにくいインキを使い両側に表示をした

【結果/効果】

(なにが)
回転させるムダが
(どうなった)
1日平均で4秒短縮×月間の発生日数20日
1カ月あたり:80秒削減

【専門家コメント】

プレスで使用するまくらの高さの表示が
薄くなっていたり片側にしかなかった状態から
両端に赤色の落ちにくいペンキで明示した事例ですね。

単に両端に数字を記入するのではなく、
目立つような赤い色で、さらに見やすいように
文字の大きさも大きくした素晴らしい改善事例ですね。

しかも、サイズごとの本数も別途一覧で
明示されており、感動しました。

探すムダと無くすムダ、返すムダを無くした
素晴らしい改善活動をありがとうございました。

さて、さらなる改善に向けての提案としては
今は、左から順番に大きさ毎に並んでいますが、
頻繁に使い始めると置き方が乱雑になってしまう可能性が
あると感じましたので、一覧表とは別に、棚にも
置き場所を明示してみてはどうでしょう。

あと、ここの責任者も決めて明示して
定期的に見回りしてみてくださいね。

どこに置くか、だれが責任者か、いつ見回りするのかまで
明示できれば、乱れない仕組みが出来あがりますよ。

では、引き続きの改善活動をがんばってくださいね。
次回の報告も楽しみにしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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