5S改善事例:ナットの容器作成

【結果/効果】

(なにが)
D56ラインで使用しているナットをウエスの上に置いていた。
その為、ウエスからナットが飛び出す場合があった。
(どうなった)
容器を作成し、その中にナットを入れるようにした。

【専門家コメント】

作業時に必要なナットの置き場を、ウエスから容器に変更した改善事例ですね。
ナットを床に落とすことが無くなり、紛失によるコストアップや、傷がつくことによる品質不良もなくなり
生産性に向上に寄与する活動ですね。

特に、今まで当たり前と思ってこなしてきた作業にメスをいれられたのは、素晴らしいと感じました。

さらなる改善にむけて、今度はナットの数まで勘定できて、生産時のナット取付けミスを
防ぐ取組をされてはいかがでしょうか。

やりかたの一例としては、
1)容器の中にウレタンマットを敷く
2)短辺に10本の切り込みを入れる
3)長辺に正方形になるように切り込みをいれていく。
4)切込みの交差点にナットを配置して作業に入る。
というものです。
10個ずつ配置することで、簡単に数を勘定することができ、使用した数がパッとみて
分かるようになります。

この方法以外にも、数をわかるようにしておく手法は多々あるかと思います。

次の改善事例として期待していますね。
引き続きがんばってまいりましょう。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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