5S改善事例:ワイヤー加工済品の置き場変更による時間短縮

【結果/効果】

(なにが)
加工済品を確認しに行くムダが
(どうなった)
1日平均で150秒短縮×20日
〈1カ月20日稼働で試算してください〉
1カ月あたり:3000秒削減
〈1日○○秒削減×発生日数○○日〉

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。
ワイヤー加工を実施した仕掛品の置き場を改善した事例ですね。

工場内で仕掛品置き場を作る時には、下記の点に留意してください。

1.作業動線と効率性の確保
仕掛品置き場は、生産ラインや作業者の動線を妨げない場所に配置することが重要です。置き場と生産エリアを近づけることで移動時間を削減し、物流の効率を向上させます。また、フォークリフトや台車がスムーズに出入りできるよう、十分な通路幅を確保します。

2.在庫管理のしやすさ
仕掛品を効率的に管理するために、区画を明確に分け、看板やラベルで品物を識別できるようにします。仕掛品の量を適切に維持するため、最大容量を設定し、必要以上の在庫を防ぎます。

3.仕掛品の品質の維持管理
棚やラックを活用して縦方向の空間を有効利用し、整理整頓を徹底します。品質管理の観点から、温湿度や清掃状態を管理し、ほこりや埃、湿気による製品劣化を防ぎます。また、先入れ先出し(FIFO)を実践し、仕掛品の滞留を最小限に抑えます。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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