5S改善事例:部品棚の整理と表示

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
戻し時・取り出し時の探すムダが
(どうなった)
1日平均で20秒短縮×月間の発生日数20日
1カ月あたり:400秒削減
金額効果:400円削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。

部品棚の整理と置き場表示に黄色のカードを活用し、「何を・何処に置くべきか」を明確にした改善事例ですね。

この改善の優れた点 黄色という視認性の高い色を選択し、
部品の定位置を明確化したことで、迷いにくい仕組みを構築できました。

部品棚管理で重要な3つのポイント

①視覚的な表示の工夫 黄色カードのような目立つ色での表示は、現場での識別性を大幅に向上させます。文字だけでなく、部品の形状シルエットや写真を併用すると、より効果的です。マスキングテープや付箋でも同様の効果が得られます。

②適正在庫の維持管理 各部品の最大・最小在庫数を設定し、カードに併記することで、過剰在庫や欠品を防げます。「MIN○個」「MAX○個」といった簡単な表示で十分管理可能です。

③定期的な見直しと改善 部品の使用頻度に応じて配置場所を見直し、よく使うものは手の届きやすい位置に配置します。月1回程度の簡単な棚卸しで、不要部品の整理も併せて実施しましょう。

他社でも活用できる応用例 この「色分け表示」の手法は、工具棚、書類整理、消耗品管理など、あらゆる整理整頓に応用できます。色の統一ルール(例:部品=黄色、工具=青色、書類=緑色)を決めれば、職場全体の整理レベルが向上します。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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