5S改善事例:手の移動距離短縮

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
手の移動距離
(どうなった)
1台 4回×25台=100回
日 100回×30㎝=3000㎝ 150秒
月 150秒×20回=3000秒
1カ月あたり:3000円削減

【専門家コメント】

これまではエタノールの容器を棚の上に置いていたため、
使用する度に手を伸ばしてエタノール容器を取りに行っていた状態から
スプレーボトル用のハンガーを手元に設置することで
直ぐに取り出して使用できようにした事例ですね。

普段それほど気に留めないちょっとした手間を
生産性向上のために改善されたのは、
とても素晴らしいと感じました。

こういった地道な改善、私はとても嬉しく思います。
改善活動、ご苦労様でした。

さて、今後に向けての改善提案ですが、
ぜひ、この手元置きを横展開していただければと思います。

ちなみに、一般的に作業する際にはゴールデンゾーン
といわれるものが存在しており、
それは、身体前面の160度以内の範囲に
身体から50cm以内に作業に必要なすべての
道具やワークを配置するというものです。

このゴールデンゾーンを意識して手元置きを
徹底してみてくださいね。

では、次回の報告も楽しみにお待ちしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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