5S改善事例:小物引出しの表示一覧表を作成

【ビフォー】小物の引き出しに表示はしていたが、探すのに分かりにくかった

【アフター】引出しにポイントシールを貼り、一覧表を作成した

【結果/効果】

(なにが)
引出しにポイントシール貼り番地を付け、一覧表を作りわかりやすくなった。
(どうなった)
20秒/日×月間20日=400秒
1ヶ月400秒の短縮
金額効果:400円

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。

引き出しでの小物部品探しという、製造現場でよくある課題に対する素晴らしい改善事例ですね。
カラーポイントシールと色分け一覧表の組み合わせは、視覚的な分かりやすさを大幅に向上させる効果的な手法です。

この改善の優れた点は、コストをかけずに「見える化」を実現していることです。
色という直感的な情報を活用することで、文字だけの表示よりも瞬時に判断できるようになり、
作業時間の短縮と探し物によるストレス軽減が期待できます。

他の現場でも応用できるヒントとして、色分けの基準を「使用頻度」や「部品の種類」で設定したり、
引き出しの高さに応じて色の濃淡を変えるなどの展開も考えられます。

小さな工夫が大きな効果を生む5S活動の典型例として、
チーム全体のモチベーション向上にもつながる改善だと思います。次は他の工程への横展開も期待できそうですね。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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