【ビフォー】何時に加工をしていたのか分からなかった

【アフター】ホワイトボードに時間を表示しました

【結果/効果】
(なにが)
作業がやりやすく
(どうなった)
見えやすくなった
7200秒x20日=144000円削減
【専門家コメント】
改善前は設備周りの表示や
管理ボードが見えにくい状態を、
整理整頓してくれた改善ですね。
必要な情報をすぐに確認できる
「見える化」の取り組みは、
作業ミスや手戻りの削減にも
確実につながると思います。
作業者が使いやすい環境を
自らの視点で整えてくれたこと、
本当にありがとうございました。
さて次に考えてほしいのは、
「なぜ見えにくくなっていたか?」です。
もしかすると…
・表示板の更新頻度が低い
・必要のない情報も貼られていた
・配置に一貫性がなかった
などが要因かもしれません。
これらを未然に防ぐためには
・古い情報を定期的に見直すルール
・掲示物の種類や配置ルールの明確化
・誰でも整頓し直せる仕掛けづくり
などを検討してみてください。
「清潔」を保つ仕組みを考えることが、
5Sの重要な次のステップです。
ぜひさらなる改善を実行いただき、
次の素晴らしい報告書を楽しみにしています。
5S改善評価
(1)成果の大きさ:A(16点)
理由:
作業者が必要な情報をすぐに確認できるようになったことで、作業ミスの防止・手戻り削減・コミュニケーションの円滑化など、複数の成果が見込まれます。特に、情報の視認性は現場の安全や効率に直結するため、A評価とします。
(2)改善の独自性:B(12点)
理由:
情報掲示の整理や見やすさの向上は、5S活動でよく行われる整頓の一環ではありますが、使う人の立場で視認性を見直した点に現場目線の工夫が感じられます。標準的な手法ながらも、現場特有の問題に即した改善としてB評価が妥当です。
(3)改善の難易度:B(12点)
理由:
掲示物の整理、不要な情報の撤去、配置の見直しといった作業は、ある程度の時間(30分~1時間)と判断力を必要とするため、単純作業ではありません。情報の選別も含まれるため、B評価とします。
(4)清潔レベル:C(8点)
理由:
今回の改善で視認性は向上しましたが、今後も情報が乱れないようにする“維持の仕掛け”が未整備である可能性があります。古い掲示物の定期見直しルールや、掲示物のレイアウトテンプレートなどが追加されれば、A評価に上がるポテンシャルありです。
(5)習慣レベル:C(8点)
理由:
改善が単発的な整頓にとどまっており、「誰が・いつ・どうやって」情報の更新・整理を行うかが定められていない場合、継続的な運用が難しくなります。管理ボードの整頓ルール化・担当者の明確化ができれば、習慣レベルの向上につながります。
🧾 総合評価
- 合計点数:56点
- 5Sレベル:B
今回の改善の区分
- ①改善の種類: 整頓+清潔
- ②改善場所: 設備
- ③改善対象: 情報(表示、管理ボード)
🔍 アドバイス:
今回の改善は、「見やすく使いやすい現場」を作る第一歩として非常に大切な取り組みでした。今後さらに整頓レベルを上げるためには、以下のような仕組みづくりを検討してみてください:
- 掲示物の種類・配置のルール化(例:上段=安全情報、下段=作業手順)
- 掲示期限付きの管理(例:「●月末まで有効」と表示)
- 管理ボードのフォーマット統一や区画表示
- 定期的な「掲示物チェック日」を設定
これらを整えることで、“清潔を保つ仕組み”から“しつけ(習慣化)”へと自然に移行できます。
さらなる職場改善に向けて、次なる報告も楽しみにしております。

