5S改善事例:切削油の清掃

【結果/効果】

(なにが)
切削油の流れが悪い。(加工後の油)
(どうなった)
油の流れが良くなった。

【専門家コメント】

現場で普段使用しているマシンの切削油の流れが悪かったのを清掃して流れを良くした事例ですね。
改善活動ありがとうございます。

切削油の流れが悪くなると機械そのものの機械稼働寿命の短縮や、さらには、
不良品発生の原因となることもあります。

その対応をされたのは、とても素晴らしい改善活動だと感じました。

ただ、切削油の流れが悪くなってから対応するのは、少し危険ですね。
なぜならば、誰も意識を向けずに気付くことがなければずっと流れが滞ったままで
そのまま放置していれば、油漏れや機械の故障に繋がりかねないからですね。

そのために、「清掃は点検なり」という言葉通りに、清掃のルール化をしてみてくださいね。
そのために、

1)担当者はだれか。
2)なにをどう掃除するのか
3)その目的(定期点検)は何なのか
4)いつ掃除するのか

を取り決めて、機械の横に掲示しておいてください。

単にきれいにするのは学校の掃除です。
企業における清掃の目的は、「稼ぐこと」ですからね。

引き続き、がんばってまいりましょう!!

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

目次