

【結果/効果】
(なにが)
サビ取り作業が長時間化していたので大きめの
箱を購入した。
(どうなった)
1日平均で1,200秒短縮×20日
(1カ月20日稼働で試算してください)
1カ月あたり:24,000秒削減
24,000円/月の削減
【専門家コメント】
改善活動お疲れ様です。
金型のサビ取りの方法を改善した事例ですね。
金型のサビ取り作業(酸洗い)**とは、酸を使用して金型表面のサビや酸化物を除去する処理のことです。特に金型は使用環境によって湿気や冷却水の影響を受けやすく、サビが発生しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
今回は、サビ取りの方法を変更しましたが、
下記の観点を参考にサビそのものの発生を防ぐ方法を検討してみましょう。
① 保管環境の最適化
- 保管場所の湿度を50%以下に維持し、湿気によるサビ発生を防ぐ。
- 防湿剤(シリカゲル)や防錆紙を活用し、金型を適切に保護。
- 急激な温度変化を避け、結露によるサビの発生を防ぐ。
② 防錆処理の徹底
- 使用後や保管時に防錆油や防錆スプレーを塗布し、金型表面を保護。
- 窒化処理やDLCコーティングを施し、耐食性を向上させる。
③ メンテナンスの強化
- 金型使用後は水分や異物を完全に除去し、乾燥させる。
- 冷却水や切削液の残留を防ぐため、エアブローを徹底する。
- 定期点検を行い、サビの初期段階で対処する。
④ 防錆包装・保管技術の活用
- 金型を防錆フィルムや防錆袋で包み、酸素や湿気の影響を低減。
- 真空包装を行うことで、長期間の保管でもサビの発生を防ぐ。
これらの施策を実施することで、サビの発生を最小限に抑え、酸洗いの頻度を減らし、メンテナンスの効率化につなげることができます。