5S改善事例:専用機械の枕置き場の変更

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
持ち上げるのが手間
(どうなった)
1回1回持ち上げ下げをしないといけなかった
29回×3秒=87秒=87円
87円×1/D×1/M=87円
年間1044円の削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。
今回の改善は、枕木を保管する「高さ」を変更した改善です。

従来は足元に枕木を置いていたため、使用するたびに「しゃがむ」動作が必要でしたが、
これをテーブルの上に移動させたことで、無駄な動作を削減できました。

繰り返し発生する動作をなくすことで、作業時間の短縮だけでなく、
腰への負担軽減や安全性の向上にもつながっています。
「しゃがむ」という動作や「高さ」に着目して改善を実施された点は非常に素晴らしい発想です。

今後は、さらに使いやすくするために、使用頻度の高い資材は「取りやすい高さ」にまとめる、逆に使用頻度の低いものは下段に配置するといったレイアウト改善(ECRSの「交換」「簡素化」)を進めると効果的です。また、この工夫を他の備品や工具保管にも展開していくことで、標準化が進み、職場全体の効率化につながります。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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