5S改善事例:事務所 棚の整理・整頓

【結果/効果】

(なにが)
とりあえず入れていた物品が

(どうなった)
何がどこにあるか判りやすく整頓された。

【専門家コメント】

棚が乱雑になっていたので
とりあえず整えた改善です

乱雑な箇所を見つけて整えた
改善意識を自覚できたいい事例かと思います

ただ整頓として捉えるならば
改善時間はさらにかかってしまうのですが
さらなる改善報告を見出して欲しかったところ

整頓には定位・定品・定量=3定と呼ばれる
改善への3つの要点があります

定位:モノを置く位置を決める
定品:しっかり決めた位置に置く
定量:決めた量だけ置く

中小製造業にとって定量は
適切な数量が決められないために
ハードルが高いと言われていますが

定位と定品はしっかり進めたいところ

つまり定位=置く位置を決めたなら
定品=位置に名前を明示することで
誰がみても定位置に置いてあるかどうか
判別が可能となるようにするわけです

つまりこの改善事例として加えて欲しかったのは
決めた位置に何をおくべきところなのか
しっかり名前を明示することです

ぜひ次なるステップとして
ご検討いだければと思います

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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