5S改善事例:使わない梱包資材の整理

【結果/効果】

(なにが)
樹脂ケース・緩衝材を
(どうなった)
700個廃棄
残り約1000個

【専門家コメント】

滞留していた使わない凄まじい数の
樹脂ケースや緩衝材を処分した改善ですね。

これを搬出して処分するのに
相当時間と労力がかかったものと推測します。

まずは大変な改善、おつかれさまでした。

しかしなぜ、必要でない包装材が
これだけ相当な数発生したのでしょうか?

理由① 「とりあえず置いておこう」文化の集積
理由② 不用品置場でもないのにその認識が広まった
理由③ 組織ぐるみでの判断後、処分タイミングを逃した

こういったパターンは理由③が怪しいですね。

これだけの占有スペースを埋めるまで
問題だと認識されてなかった状況は考えにくい。

そのため処置判断を逃してしまった結果
長期間このままとなったケースが考えられます。

もし理由①、②が原因だとかなり個人判断に問題があり
問題があるまま浸透してしまっている状況が考えられます。

それは相当、深刻な状態だと言わざるを得ません。

いずれにせよ、運用ルールを関係者全員で話し合い
こういった状況にならないための対策を施す必要があります。

ぜひ組織的な対処をお願いします。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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