5S改善事例:インパクトレンチを手元に置く

【ビフォー】

【アフター】インパクトレンチが掛けられるようにした

【結果/効果】

(なにが)
インパクトレンチを取りに行くというムダが
(どうなった)
すぐに使えるようになった
1日平均で18秒短縮×20日
1カ月あたり:360秒削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。

作業机にインパクトレンチを吊り下げ、手元管理を実現した改善事例ですね。
よく使う工具の歩行ムダ削減と、他工程への持ち出し防止を同時に解決した、一石二鳥の優れた改善です。

この改善の優れた点 「手元管理」と「吊り下げ方式」により、取り出しやすさと紛失防止を両立されました。工具を探したり取りに行く時間が完全に解消され、作業の流れが改善されました。

下記に工具の手元管理を成功させるポイントをまとめておきます。

工具の手元管理を成功させる3つのポイント

①使用頻度の高い工具の厳選 全ての工具を手元に置くのではなく、その作業で頻繁に使う工具のみを厳選します。
1日に5回以上使う工具を基準に選定し、手元スペースを有効活用します。

②取り出しやすい吊り下げ位置の最適化 利き手側で、肩から腰の高さに配置し、片手で簡単に取り扱えるように調整します。コードが他の備品に絡まないようにすることも重要です。

③他工程への持ち出し防止策の徹底 「この工具はこの作業専用」を明確にし、必要に応じて工具に作業場所を表示します。共用工具は別途管理し、専用工具との区別を明確にします。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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