5S改善事例:木材置場の整頓

【結果/効果】

(なにが)
3M 角材
(どうなった)
樹種別に仕分けた

【専門家コメント】

これまで樹種別に分けておらず
角材グループ別に仕分けた改善です

これにより角材を探す時間が
いくらか短縮できるかと思います

まずは改善が進んだことを喜ぶべきです

そのうえでさらなる改善へと進めるには
この木材の樹種がどれくらい必要で
それより多いのか、少ないのか
見えるようにすることが大切です

樹種別に何本くらいの販売実績があり
今後は何本くらい販売予測があり
変動幅はどれくらいが平均なのか

あるいは木材を乾燥させるリードタイムから逆算して
適正な木材の本数は何本くらいなのか

それが見えるようになると
発注側、あるいは使用側も安心して
需給バランスが取れるようになるでしょう

材料/部品が多く滞留するとどうしても
それを仕入れるのに余分の運転資金が必要になります

なぜなら、在庫は仕事をしないからです

そして運転資金がなくなった時に
会社の倒産リスクが高まります

だからこそ在庫は多くても少なくてもダメで
そのために整頓はかかせない改善なのです

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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