5S改善事例:レベラー調整寸法表の新規作成

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
汚く分かりずらかった
(どうなった)
新規で作成、見やすく分かりやすくなった
5秒が2秒になった  3秒短縮
3秒削減×月間20日発生
1カ月あたり:60秒削減 60円削減

【専門家コメント】

改善前はレベラー調整寸法表が
何箇所も数字や文字を手書きで書き足され
汚く分かりづらい状態でした。

そこで既存の手書き修正版を見直し
新規で寸法表を作り直してくれたことで
整理整頓され見やすくなった改善ですね。

まずはこの状態に気づき
しっかり改善してくれたことに感謝します。

数字や文字の乱雑な追記は、見る人ごとに
解釈が異なったり間違いを生みやすくなります。
今回のように統一された表を用意することは
作業精度の安定にもつながります。

次のステップとしては、この表の更新方法を
誰でも迷わず行えるルールをつくることです。
更新日や担当者、改訂理由を明記すれば
情報が混在することを防げます。

ぜひ今回の改善を起点に、
「表が乱れない仕組みづくり」にも挑戦し、
次なる素晴らしい改善報告をお待ちしています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:A(16点)

理由:
見にくく誤解を招きやすい寸法表を統一化したことで、作業ミス防止・作業時間短縮・品質安定に直結しました。改善範囲は限定的ですが影響度は大きく、A評価です。


(2)改善の独自性:B(12点)

理由:
新規作成による情報整理は5Sの基本的手法です。ただし、既存の乱雑な修正版を基に内容精査し直すというプロセスは、現場の実情をよく理解した上での工夫といえます。


(3)改善の難易度:B(12点)

理由:
新しい寸法表のレイアウト作成や数値の正確な反映には一定の時間と確認作業が必要です。設備稼働の合間で実施する難易度を考慮し、B評価とします。


(4)清潔レベル:B(12点)

理由:
表を見やすく整備したことで現時点では乱れがなくなりましたが、更新ルールや改訂管理が整備されないままでは再び手書き追記が増える恐れがあります。現状はB評価です。


(5)習慣レベル:C(8点)

理由:
改善自体は一時的な効果が高いですが、「誰が・いつ・どう更新するか」の標準化が未実施です。運用ルール化と見える化が加われば、習慣レベルは大きく向上します。


総合評価

  • 合計点数:60点
  • 5Sレベル:B

今回の改善の区分

  • ①改善の種類: 整理+整頓
  • ②改善場所: 工場
  • ③改善対象: 情報(寸法表)

💡 アドバイス:
今回の改善は情報の可視化+整理整頓の王道パターンですが、さらに効果を持続させるには

  • 改訂日・改訂者・改訂理由を必ず記載
  • バージョン管理番号を付与
  • 古い表は必ず撤去するルール
  • 更新マニュアルを掲示

などの「更新管理の仕組み化」が必須です。
これらを加えることで、清潔・習慣レベルがAランクに引き上がります。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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