5S改善事例:在庫管理表の整頓

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
探すムダ
(どうなった)
1回の平均8秒→1秒 7秒削減
月 7秒×48回=336秒削減 336円
年間 4032円の削減

【専門家コメント】

改善前は外注部品55種類を品番ごとに
並べていましたが、すぐバラバラになって
必要な部品を探すのに時間がかかる状態でした。
そこで機種ごとに色分けして仕切りを設置し
部品が混在せず整頓を維持しながら
探す手間を大幅に削減できるようにした改善ですね。

まずはこの混乱を招きやすい課題を見つけ
整理・整頓の仕組み化で解決してくれたこと、
本当にありがとうございます。

今回の工夫は「誰が見てもわかる置き方」を
作る良い事例で、作業効率向上にも直結します。

次に考えたいのは、この整頓状態を
長期間くずさないためのルールづくりです。
例えば色分けごとに明確なラベルを貼る、
仕切り内の定数管理をする、補充時の手順を
標準化するなどの方法があります。

こうした「清潔」と「しつけ」の視点を加えれば
さらに乱れにくい職場環境になります。

あなたの次なる素晴らしい改善報告を
楽しみにしています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:A(16点)

理由:
混在防止により探す時間を大幅削減でき、ピッキングミスの防止にも効果があります。作業効率・品質面ともに改善効果が大きく、A評価としました。


(2)改善の独自性:B(12点)

理由:
色分け+仕切りの組み合わせは比較的標準的な整頓手法ですが、55種類という大量品目を機種単位で管理する発想は現場に即しており有効です。標準化しやすい改善のためB評価です。


(3)改善の難易度:B(12点)

理由:
仕切りの設計・色分けの選定・配置替えなど、計画と作業時間がある程度必要です。特に品目が多いため分類作業にも時間を要したと考えられ、B評価としました。


(4)清潔レベル:B(12点)

理由:
仕切りにより乱れにくい構造になっており、再発防止効果は高いです。ただし補充方法や定数管理、破損・汚れ時の対応ルールが未設定と思われるため、現時点ではB評価です。


(5)習慣レベル:B(12点)

理由:
色分けと仕切りで物理的に整頓状態を維持できるため、ある程度の習慣化は可能です。ただしラベル表示や補充手順の明文化がないと、長期的には乱れが発生する可能性があり、B評価です。


総合評価

  • 合計点数:64点
  • 5Sレベル:B

今回の改善の区分

  • ①改善の種類: 整頓
  • ②改善場所: 工場
  • ③改善対象: 材料/部品(外注部品)

🔍 アドバイス:
今回の改善は視覚と構造で混在防止を実現した好事例です。さらに5SレベルA以上を狙うには、

  • 色分けごとのラベル表示+品番明示
  • 仕切りごとの定数管理(不足・過剰の見える化)
  • 補充・入替・清掃のルール化
  • 改善事例の横展開(他部品棚や工具棚)

を取り入れると、維持管理の安定性が格段に向上します。

この方向なら、次回は確実にAレベルへ引き上げられると思います。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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