5S改善事例:しゃがむ動作の無駄、疲労軽減

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
しゃがむ動作
(どうなった)
日 2秒×1回
月 2秒×20日
1カ月あたり:40円削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。

この改善事例は、作業者の身体的負担軽減と作業効率向上を同時に実現した取り組みですね。
床に置かれた一斗缶から溶液を取る際の「しゃがむ」という動作を、棚上配置により「立ったまま」の作業に変更したことで、腰への負担が大幅に軽減されました。

この改善のポイントは、日常的に繰り返される動作に着目し、シンプルな解決策を見つけたことです。
特に溶液の入れ替え作業は頻繁に行われるため、一回一回は小さな改善でも、積み重なると大きな効果を生みます。
作業者の疲労軽減により、集中力の維持や作業品質の向上も期待できるでしょう。

皆さんの職場でも、「毎日当たり前に行っている動作」を一度見直してみてください。床に置かれているもの、低い位置での作業、無理な姿勢での操作など、改善の種は身近なところに潜んでいます。作業者目線で現場を観察し、小さな不便さを見逃さない姿勢が、働きやすい職場づくりの第一歩となります。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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