5S改善事例:金型の下型を止める金具の改善(プレス取付用)

【ビフォー】カマシ板を用いてセットしている

【アフター】6角ボルトを用いてセット

【結果/効果】

(なにが)
カマシ板を探すムダが
(どうなった)
カマシ板を探すムダが無くなり調整もし易くなった。
1日平均で10秒短縮×10日
1カ月あたり:100秒削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。

金型を止めるカマシ板をボルトに変更した改善事例ですね。
高さ調整の利便性向上と、金型とのセット保管により探し物時間を解消した、実用性の高い改善です。

この改善の優れた点
カマシ板という「探し物」から、ボルトという「一体管理」への発想転換により、
段取り時間の短縮が実現できました。高さ調整も格段に容易になり、作業効率が向上しました。

金型製作時の標準化を実現するポイント

設計段階での標準仕様化 新規金型の設計時に「調整用ボルト仕様」を標準として組み込みます。ボルトサイズ、取付位置、調整範囲を統一規格化し、設計図面に明記することで、製作時の迷いを無くし、部品調達も統一できます。

応用展開のヒント この「一体管理」の考え方は、他の治具や工具でも応用できます。セットで使用するものは可能な限り一体化し、探し物を根本的に無くす仕組み作りを進めましょう。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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