5S改善事例:事務机の引出しの整頓

【ビフォー】印鑑と朱肉、スタンプ台がばらばらに入れてある

【アフター】印鑑と朱肉、スタンプ台を同じ引出しに入れ表示する

【結果/効果】

(なにが)
引出しを開けるムダ
(どうなった)
引出しを一箇所あければ作業ができる
1日平均で20秒短縮X5日
1カ月あたり:100秒削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。

事務机の引出しを整理・整頓し、テプラで内容物を表示した改善事例ですね。
ラベル表示により「何がどこにあるか」が明確になり、探し物の時間が削減されました。

事務机の整理整頓をレベルアップする手段としては、以下の3ステップを参考にしてください。

事務机を段階的にレベルアップする3つのステップ

①現状レベル:分類と表示の徹底 今回実施されたテプラ表示をさらに発展させ、引出し内も仕切りボックスで細分化します。ペン類、クリップ類、付箋類など、用途別に完全に分離し、それぞれにラベルを貼ります。

②発展レベル:使用頻度別の配置最適化 毎日使うもの(ペン、消しゴム等)は最上段、週1回程度のもの(ホッチキス、のり等)は中段、月1回以下のものは最下段に配置します。動作効率を最優先に考えた配置にレベルアップします。

③完成レベル:デジタル連携と定期メンテナンス 引出し内容をスマホで撮影し、机上に写真を貼って最善の状態を常に確認できるようにします。月1回の「机メンテナンスデー」を設定し、不要物の処分と配置見直しを継続します。

各段階で写真を撮り、改善の軌跡を記録することで、後戻りを防げます。ご検討ください。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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