5S改善事例:金型表示の統一

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
金型切替時探すムダと、表示のバラツキがあった。
(どうなった)
1日平均で30秒短縮×月間の発生日数4日
1カ月あたり:120秒削減
金額効果:120円削減

【専門家コメント】

金型に明示されている表示を統一することによって
金型を見つけやすくして探すムダを省いた事例ですね。

これまで、金型のあちこちに手書き等いろいろな形で記載されていたものを、
統一されたシールを用いて明示することで目の行き所も統一され、
探す手間を省いた素晴らしい改善事例をありがとうございます。

何気ない表示の中に問題点を見つけることのできる感性は
素晴らしいですね。

さて、今後の提案ですが、写真を見る限りで恐縮ですが、
金型を置く棚にも明示をしてはいかがでしょう。

整頓の基本は、3定(定めた品物を、定めた場所に、定めた量だけ置く)にあります。

この定めた場所を明確にするためには、棚への明示が必須となります。

ぜひ、棚の明示にも取り組んでいただければと思います。

また、その時、棚ごとに色割りをしていただき
棚と金型に貼るシールの色もそれに合わせることによって、
遠くからでもあるべき棚を目指すことができます。

では、次回のさらなる改善報告を楽しみにしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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