5S改善事例:支給部品置き場の整理

20230130-2-1
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【結果/効果】

(なにが)
乱雑に支給部品が置かれている。
(どうなった)
必要な物だけを置くようにして少し置き場にゆとりができた。

【専門家コメント】

たしかに少しすっきりしましたね!

一見、必要だからこそ置かれているように
関係ない者からすれば見えるのだけれど
分かったいる側からするとこれだけ
不用品が占めていたということ

だからこそ一気に不用品を処分した

そういった改善報告だと思います

ただ正直に言ってこれだけの不用品を
蓄積していくまで放置されてきた原因を
対策しておかないとしばらく経てば
同じ状況になるということですよね

この対策の方向性は2つ
① 不用品がないかチェックする
② 不用品を生み出さないようにする

これらについてもう少し
補足を加えましょう

①不用品がないかチェックする
 おそらく不用品が溢れてないか
 定期的にチェックできる仕組みがあれば
 ここまで不用品が増えることがないです

 だからこそ管理者が、あるいは担当者を
 ローテーションしながらでも不用品の
 有無を定期的にチェックしていたら
 ある程度防ぐことは可能ですよね

②不用品を生み出さないようにする
 こちらはそもそもなぜそれだけ
 不用品が生まれてしまったのか?

 ・発注ミス
 ・発注タイミングが早すぎた
 ・生産変更によるもの
 ・処分の伺いを立てていない
 など

 支給部品ならでは理由があるはずです

 そこに対策をたてて不用品が
 できるだけ生まれないようにする
 仕組みが必要です

ぜひ改善そのものをステップアップして
職場改善に努めてくださいませ

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。13年間で700社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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