5S改善事例:ドリル置き場の見直し

【結果/効果】

(なにが)
ラベルを貼って見やすくなったので
ドリルを探すムダが
(どうなった)
1日平均で50秒短縮×20日
1カ月あたり:1,000秒削減
1,000円削減

【専門家コメント】

改善活動ありがとうございます。
ドリル置き場の改善をした事例ですね。

ドリルの太さを表示し、何処に戻すのかを明示したことで、探す手間、時間が削減されました。

工作機器のドリルを管理するポイントは下記の通りです。

ドリルサイズごとの定位置管理(整頓)
 サイズ別に収納スペースを設け、ラベルやシルエットで定位置を明確にします。取り出しやすく、戻しやすい仕組みをつくることで、ムダな探し物を防げます。

使用後の清掃ルールの徹底(清掃・清潔)
 使用後は切粉や油分を拭き取り、常に清潔な状態を保つことで、工具の劣化を防止します。専用の清掃セットを近くに配置すると習慣化しやすくなります。

摩耗・破損ドリルの分別と交換ルール(整理・しつけ)
 使用不可なドリルは「廃棄用」「再研磨用」などに分けて保管し、現場での誤使用を防ぎます。交換基準や点検時期を明示することで品質トラブルを未然に防止できます。

今回の改善では、①の整理が進んだので、
今後は②の清掃・清潔の観点、及び、③のしつけの観点で改善を進めていきましょう。

この記事を書いた専門家

製造業に15年勤務の後、2012年に中小企業診断士として開業。ホームページを使ったWEB集客や、リピーターを増やす顧客管理システム活用支援を得意とする。創業者や経営者が自ら IT を使いこなせるように、分かりやすく丁寧なサポートを進めている。

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