

【結果/効果】
(なにが)
場所が決まっていなかったので集めて準備
するのに時間がかかった
(どうなった)
直す位置を決めまとめた為準備時間の短縮
になった〈5分⇒2分〉
【専門家コメント】
必要な部品や工具が分散して配置されており
準備作業に時間がかかっていた状態だったのを、
専用のラックを設置し、修理や作業に必要な部品を
一箇所にまとめて配置すると同時に、
各部品の収納位置を明確に表示することで
すぐに必要なものを見つけられるようになりましたね!
この改善によって、探す時間が削減され、
作業効率が大きく向上したはずです。
また、収納位置が明確になったことで、
誰でも簡単に取り出せるだけでなく、
使い終わった後の戻し忘れも減るでしょう。
とても効果的な改善をありがとうございました!
次に考えたいのは、「この状態を維持する仕組み」です。
例えば、
- ラベルや色分けを活用し、視認性をさらに向上させる
- よく使う部品を手前、使用頻度が低いものを奥に配置する
- 定期的な点検ルールを作り、乱れがないか確認する
こういった工夫を加えれば、さらに使いやすい環境を作れます。
今回の改善を活かし、さらなる効率化や標準化に挑戦してみてください!
次の素晴らしい改善報告も楽しみにしています。
5Sレベル評価
今回の改善を以下のように評価します。
(1)成果の大きさ
確かに準備時間の短縮や作業効率の向上にはつながっていますが、
劇的な生産性向上やコスト削減には直結しない改善です。
また、改善後の効果が長期的に維持されるかは未知数のため、
「満足のいく成果である改善」と評価します。
→ B(12点)
(2)改善の独自性
部品や工具を一箇所にまとめ、収納位置を明確にするのは、
5Sの基本的な考え方に沿った改善であり、
特に新しい発想や工夫があるとは言えません。
誰でも思いつく改善の範囲内と判断し、「よく似たタイプが多い改善」と評価します。
→ C(8点)
(3)改善の難易度
ラックの設置や収納位置の表示には手間がかかるかもしれませんが、
作業自体はシンプルで、特別な技術や時間を要するものではありません。
短時間でできる改善と考え、「そんなに時間をかけない改善」と評価します。
→ C(8点)
(4)清潔レベル
収納位置を明確にしたとはいえ、使う人が適切に戻さなければ、
すぐに元の状態に戻る可能性があります。
長期的に維持するための仕組み(点検や責任者の明確化)がないと、
「何かのきっかけで再発する改善」に留まるでしょう。
→ C(8点)
(5)習慣(しつけ)レベル
収納位置を決めたものの、それを習慣化させる仕組みがなければ、
いずれ元通りになり、改善の効果が薄れてしまいます。
標準化やルールの徹底がないと、「習慣化を促さない単発的な改善」となります。
→ D(4点)
合計点数:
12(成果) + 8(独自性) + 8(難易度) + 8(清潔) + 4(習慣) = 40点
5Sレベル:C(31~45点)
今回の改善は 「やればすぐできるが、維持が難しいタイプ」 の改善です。
せっかく設置したラックも、管理が徹底されなければすぐに乱れ、
元の状態に戻ってしまう可能性が高いです。
改善を 「本当に意味のあるものにする」 ためには、
- 使った人が確実に元に戻すルールの徹底
- 定期点検を行い、乱れをチェックする仕組み作り
- 収納位置を適宜見直し、最適化し続ける
こういった 「維持・継続の仕組み」 を考える必要があります。
「一時的な改善」ではなく「定着する改善」を目指して、
次のステップに進めてみてください!
さらなる改善報告を楽しみにしています。