5S改善事例:工具箱の整理

【結果/効果】

(なにが)
工具がどこに入っているか、わかりやすくした
(どうなった)
探す時間が10秒が5秒になった

【専門家コメント】

工具箱の中を整理整頓し
工具を探し出す手間を省くようにした
改善ですね。

工具箱には、いろいろな工具を
余分に入れることができるので
入れる工具がどんどん増えてきてしまい、
大抵の場合、不必要な工具や
同じ工具が複数入ったりしてしまいます。
そのために、工具を探す手間が増えることが
よくあるのですが、それを改善した事例ですね。

素晴らしい改善活動ご苦労さまでした。

今後についての提案ですが、
この工具箱のアフターの写真をみると
まだ、ごちゃっとした感じを受けます。
このままだと、また元の木阿弥になってしまう
危険性があります。

今一度、重複していたり必要ない工具を整理し、
そのうえで、ぜひ形跡整頓に着手いただければと思います。

形跡整頓することで、すっと取り出せて、
すっと戻せるようになりますし、余分な工具や必要ない工具が
入ってくる余地もなくなります。

その際、置き場所にも名前を明示し
3定(定位・定品・定量)をしっかり
守っていく工夫をこらしてみてくださいね。

その後は、ぜひ横展開してみてください。
工具箱で悩んでいる方たちは大勢いるはずです。

では、次なる改善を楽しみにしております。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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