5S改善事例:バリ取り作業の改善

【結果/効果】

(なにが)
面取りする時間が。
(どうなった)
1箇所に付き約15秒掛かっていたが、
約3秒になった。
穴数が多ければかなり時間が短縮される。
(穴径に制限はある)

【専門家コメント】

以前は、手動で治具を回すことでバリ取りしていた作業を
電動ドリルを改造し、電動でバリ取り治具を回す作業に
改善した事例ですね。

これまで15秒かかっていた作業を3秒に短縮し、
約5倍の生産性向上を実現した素晴らしい改善事例を
ありがとうございます。

これにより、人件費や機械稼働時間の削減によってコスト削減効果も
期待できますし、作業時間の短縮により、作業者の負担が軽減され、
ヒューマンエラーの減少も期待できますね。

ただ、本改善によって、製品の品質や寸法精度に変化はなかったか、
また、他の工程に影響はなかったかなど、他のところに悪影響を
及ぼしていないか、必ず確認をしていただければと思います。

今後ですが、穴径に制限があるとのことですので
具体的にどのような穴径の範囲で使用可能なのか
また、他の穴径に対応するためにはどうしたらよいか等
考えることで、工場内における水平展開が期待できそうですね。

さらなる改善活動を期待しております。
がんばってください。

この記事を書いた専門家

昭和61年静岡大学工学部卒業後、大手装置メーカーに入社する。 入社後、生産ライン構築業務に携わり、品質改善・コスト削減に取り組む。 その後、ソフトウエア商品開発業務に携わり、プロジェクトリーダーとして新商品の開発から上市、販売まで手掛ける。

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